死を契約する呪いの樹 |
ゲームを再開します ―― 朝倉からのそのメッセージを真山が受け取る直前、病院では柴田が8ヶ月もの昏睡状態から目覚めた。だが彼女は、2係での記憶を全て失っていた。退院後八王子西署の署長となった柴田は、高成美咲という少女を伴い2係にやって来る。その幹に名前を記された者は必ず死ぬと噂される、呪いの樹にまつわる連続殺人事件。高成もそれで人を殺したと言うのだ。2係の協力を得て柴田は捜査を開始するが、進展をみないうちに新たな犠牲者が…。そして、自殺に見せかけて高成も殺害された。彼女の手に残された1枚の写真から導き出される柴田の推理。犯人に手錠がかけられたと同時に、真山は知ることとなる。その事件こそが、朝倉の仕掛けたゲームだったのだ。
■柴田、痴漢に遭遇。
家でテレビなんか観てイブを過ごす、さびしー視聴者に届けられたクリスマスプレゼント。 しかし血まみれだ。ひどい! 哀れな身の上に追い打ちをかける行為だぞ、TBSさんたら。柴田の表情が幼く(眉毛が太めのせい?)、とても可愛らしい。おまけにちょっと色気づいている。もしかすると朝倉は彼女に、「色仕掛けで真山のハートを逮捕しちゃいなさ〜い」なんて暗示をかけたのかもしれない。はっ! まさか、あの青い柿ピーの出所も朝倉?!などというつまらない想像はさておき、死にかけているのになにもフルネームで血文字を書かなくても…とか、容疑者の中に山口貴美さんや大平昌文さんがいたら困っちゃうなーとか、相変わらず事件に関して突っ込みどころをたくさん用意してくれているのが嬉しい。同じ“相変わらず”でも、悲惨なラストは嬉しくない。このあと映画にケイゾクするってことを知らずに観ていたら、わたしは我が家のテレビをネジ1本に至るまで破壊しただろう。
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